提灯ぶらり探訪

台風１２号が近づいています。
京都でも内陸に位置する私たちの会社は、台風といっても台風らしい被害を受けたことがあまりありません。
しかし、今回は進路予定では、上陸、直撃しそうです。

毎日暑い日が続きますが、夏休みになると、各所のイベントや、施設で「おばけ屋敷」なるものが開催されます。
お店にも、数回、電話でお化け屋敷で使用する「お化け提灯ありますか」と問いあわせ頂いたことがあります。

少し前に本当にあった話です。
提灯屋さんでは、文字入れや赤塗り仕上げをした提灯を、最後に乾かすために、屋外で提灯を干します。

いろいろな場所で使われる提灯を、お作りしていますので干されている提灯も実にさまざまです。
お寺の名前の入った提灯や、お祭り用の提灯を干していることもあれば、飲食店で使用される提灯を干していることもあります。

提灯屋をしていると、提灯に家紋を入れることが多いので、家紋に詳しくなります。ところが、通常の生活において、家紋が使われているところはごく限られています。
お客様に「御家紋は何ですか？」と聞くと、すぐ正確にわかられる方は少ないです。