「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。
[仕事場だより]2012/12/28
提灯を作っていてよく思うのですが、なぜ紙なんだ、竹なんだ、という事です.
提灯が創り出されて四、五百年、現在では様々な化学繊維や材料があふれています。
例えばワイヤー骨のビニール提灯などは雨にも強く、骨が折れたりしません。
なのに主流は昔ながらの和紙と竹で出来た提灯です。
なんでかなー?
そんな事をかんがえていたら、今年の夏に出会った野鳥のことをおもいだしました。
それは今年の8月後半の、まだまだ残暑のきびしく蒸し暑い日が続いていたころのことです。
僕は直径が3mのかなり大型の提灯の製作に取り掛かっていました。 このサイズになると部屋で張り上げても出し入れできないので1Fのシヤッター付の場所に移動して作業するのです。
エヤコンもなくて、兎に角 暑い。
開けっ放しのシヤッターの向こうからギラギラの太陽の照り返しが暑い!たまーに入ってくる風も、それ自体が 暑い!そんな中での作業でした。
と、その時です。
「ピイピイイイイイイッ」とすごく澄んだ、そして甲高い鳥の鳴き声が聞こえてきました。
パート2に続く・・・