「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
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[提灯豆知識]2012/05/28
古来から使われ続けている家紋。
提灯に家紋を入れていると、定番のものから、珍しいデザインのものなど種類が多いので楽しく感じます。
家紋は自分の家系や家柄、血統、地位を表したマークのようなもので、その数は241種、5116紋以上でおよそ2万点近くと非常にたくさんあるそうです。
デザインもバラエティに富んでいてカッコよく、昇華された美しさ、そのバリエーションの多さで日本の伝統文様として海外でも高く評価されています。
家紋がデザインされたユニークなTシャツを着た外国の方を見かけたことがあります。
日本古来の家紋がTシャツにマッチしてオシャレに見えました。
昔、家紋は身印(みしるし)といって、高貴な人を象徴する印として使われていたようです。
平安時代から個人のマークとして使われ始め、認知度も上がり、広く普及していくにつれ、家の紋章とて定着していったのです。
デザインも時代と共に写実的なものから、シンボル化された形へと変化して行き、そして現在まで伝えられ世界で受け入れられるまでのすばらしい存在へとなったわけです。
今の仕事に就くまで、恥ずかしながら自分の家系の家紋を何なのか知りませんでした。
しかし、今では少しずつ覚えてきて、ある程度なら家紋の名前がわかるようになりました。
お墓参りに行った際、他所のお墓に彫られている家紋もすべて言えましたよ(自慢かよ...)
街中にある和菓子屋さんの看板に描いてある家紋を発見するなり、「あれは"かたばみ"ていう家紋や」と自慢げに言ってみて、「さすが提灯屋さんー」と言われてえへへッと鼻の下をさすってみたり(笑)
自分の家系の家紋のことを調べてみるのも結構おもしろいですよ。
皆さんも自分の家系の家紋のことを調べてみてはいかかでしょう。
その由来を探ってみるのも楽しいかもしれませんよ。
制作部 K、K