「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。
[仕事場だより]2012/02/27
今日の体験実習は高校生をもつ若いママとお父さん達、先生も2人、30名でした。
本来、大人の方の体験はお受けしていないのですが、教育の一環としてお受けいたしました。
明るい雰囲気で気軽に取り組まれるすがたはさすがです。持ち時間は1時間と少しです、無駄なく使って、それぞれ個性豊かな作品が仕上がっていきました。繊細な花柄あり、キヤラクターの模写あり、文字書きと最後まで格闘してねばりと、押しのお父さん、なかなかの出来栄えです。
中には、格調たかい絵画風も・・・子どもたちに見せたい切り取りの風景です。
日常の家庭生活のなかで自然にこの行動を学びとっていくのでしょう、頼もしさを感じながら、さわやかな体験学習のひと時のおつきあいができました。
私たちスタッフも「どうしたら楽しく体験していただけるか」「お気に入りの作品をしあげていただけるか」いつもながら試行錯誤しています。
「前準備は前日からとりかかって、初めて手がけられる方でも抵抗なく文字が書けるように筆の状態を整えます、」「ちょうちんも張り具合を書きやすいようととのえます、絵の具はなめらかか」、点検には念をいれます、
絵の具の色ぞろえは体験される年齢層にも気をつかいます。今回はパステルっぽい色目を加えることにしました。
作業が始まる前に何点かの説明事項を申し上げて、スタートです。
スタッフはいっせいに皆さんの手元に注目しています。それは失敗までに手助けする、そんなおもいです、
私のそばの方をふと見ると、カードケースから出された4cmくらいのバラの花の印刷した紙切れです、「きれいですね」「今朝の折り込みにね、これにします」いいですね、
(即ヒント・迷わないところが気持ちいい・・提灯にもバッリきめてネ・・)時間がたつにつれ、ちょつとマズそうな顔も、ちらほらです、こちらはどんな風に手助けしていいのかわずかに悩む瞬間です。 絵の具を載せすぎて壊れそう・・・あーあーえらいことです・・
すぐ乾かしてのりずけして、元の提灯のかたちに整えて急場をしのぎます、今日だけのことではありません、このアクシデントのために私たちは待機しているのですから。
「見て・見て・これで良いかな・」
「記念に写真とりませんか」「記念撮影しましょうか」
そんな声があちら、こちらからあがって「MYちようちん」を手に手に、笑い声や雑談が入り乱れ、最初の緊張とはうってかわってのリラックスされているのがうれしいです。
普段は見なれない立体の提灯に絵を描くことでリフレッシュしていただくことは当社の体験の目標でもあります。とり掛かる前はなんとなく不安、やって見ると、「ワリトイケテル」感じになられます。
今回も少しお役にたてたでしょうか。
お席を立たれる前にお忘れ物ございませんように、 大声で呼びかけます。楽しく時間がすぎてまいりました。
今日の体験を実習おえて、感じたのはいつもと違うパワーです。
高校生を育てる親の活力なのでしょうか。
進路、進学、希望も難題も山ほど、P,とT,さん、目標に向かって子供たちの後押しをよろしくお願いします。
・・ 今日のお忘れ物、作品の入ったケース2個でした。
またのご参加おまちしています。