「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。
[お祭り情報]2012/05/16
提燈屋の一年は基本的に、春祭り・夏祭り・お盆(地蔵盆・戒名提燈)・年始の寺社仏閣の
献燈提灯とゆう大きな流れで仕事が進みます。
仕事の端境期に、毎年桜前線に追われる様に地方への出張に出かけます。
今年は異常気象で桜には、お目に掛りませんでしたが、桜の時期が終り大型連休が
過ぎると、京都では、いよいよ祇園祭りの準備が、各鉾町で本格的に始まり、
祇園囃子の練習などで、鉾町界隈は大変慌ただしくなっていきます。
祭りに備え氏子代表(総代さん)は、土蔵や倉庫で、鉾の大道具・小道具の点検が、
土蔵の中で、ホコリと湿気に苦労しながら本番に向けての点検作業が進められます。
祇園祭りの提燈も小道具のうちで、その種類も、
鉾の前後に飾る連結提燈(7連結から3連結) 各鉾町で祇園噺子を奏でる会所での
丸型提燈 鉾名を書き入れた正面提燈 本番の鉾巡航に使用する弓張提燈と、
多岐にわたります。
それらの提燈を、暗い土蔵から出して行き太陽の下で、一張一張、提燈をのばして、
氏子さん達と提燈の汚れや破れ破損を確認していきます。
それらの確認作業中に、総代さんや年配の氏子さんから提燈には関わらない祇園祭り
の裏話や、土蔵の中に有る古い道具や衣装の話、又、メインイベントの鉾巡航に関しての
話などが作業時間の合間に面白おかしく苦労話として出てきます。
今年も、提灯製作頑張りますので、
祇園祭り、本番まで大変でしょうが頑張って下さい。