「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。
[提灯豆知識]2012/02/06
毎日々、寒い日が続きます。
日本海側では、大雪の日々のようですが、私どもの会社のある京都市内ではあまり雪は降りませんが、盆地特有の「底冷え」に震えております。
本日、寒い中お客様がご来店いただき、ビニール提灯をお買い求めいただきました。
お客様に提灯を広げてお見せしようと思いましたが、ここのところの「底冷」で、倉庫から出してきたビニール提灯は、カチンコチンに硬くなっていました。
ビニール製品の特性上、夏場の気温の高い状況では、ビニールは柔らかく取り扱いし易いのですが、気温の低い冬場は逆にビニールが硬くなり、折りたたまれたビニール提灯はすぐに開くことが出来ません。もし無理に開こうとすると、固まったビニールが「パリンッ」と折れるように破れます。
このような時は、急がずあわてず、ドライヤーなどをあて、提灯を温めてあげます。ドライヤーが無くても、暖房器具の前で、温めても良いです。 提灯が温まると、硬かったビニール地がふんわり柔らかくなります。柔らかくなったところで、一段一段無理が無いように、ゆっくりと広げていきます。
お客様の前で、ドライヤーを当てゆっくりと広げるいると、お客様が、
「へぇーそんな風に温めてから、ゆっくり広げたらいいのね。ためになったわ」
とおっしゃってくださいました。
弊社ではビニール提灯をお求めのお客様へ必ず「取り扱い説明書」をお付けし、注意していただけるように努めてはいるのですが、冬場のビニールの取り扱い事故は、やはり起こります。
このブログを見ていただいた方で、ビニール提灯をお持ちの方は、上記に書いたようにビニール提灯をお取り扱い下さい。
少し気を付けて頂けるだけで、長くお使いいただけるようになりますよ。
営業部部員