「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。
[仕事場だより]2011/10/27
文字書きはバランスよく、そしてカッコよく書くことが大事です。
上手い字を書けるようになるためには、やはり何回も書いて練習を重ねることが大切です。
「上手になるためには、半紙1000枚は書かんとあかん」
と社長に言われました。今の時点で私は700?800枚くらいでしょうか?
早く上達する秘訣は、「なぞる」ことだそうです。
お手本を半紙の下に敷いて、透かした文字をひたすらなぞる。
その繰り返しで自然とその文字の形が身に付き、自分のものになってくるそうです。
提灯はまっすぐな紙の上とは違い、骨に張られた紙の上に書くのでガタガタしていて、とても書きにくいです。
骨のせいで思う方向へ筆を動かせないので、文字のバランスも崩れてしまいます。
なかなか難しいです...
先輩方の筆の動きを見ていると、スラスラと簡単に書かれているように見えます。
正直、字の上手い人なら誰でも簡単に提灯に文字を書けるものだと思っていました。
でも実際はガタガタした形に合わせて、上手く筆を動かすといった技術が必要なのです。
提灯に立派に文字を書けるようになるには、日々の積み重ねと長年の経験が必要になってくる訳です。
私も一日も早く、提灯にカッコイイ文字を書けるように精進して頑張ります。
制作部 K