「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。
[店頭日誌]2011/06/21
お店にはいろいろなお客様がご来店いただきます。
中には海外からのお客さまも多く来られます。
国によって、提灯に求められる好みもいろいろです。
例えば、ヨーロッパの方々は提灯もアンティークなインテリアの一部だと考えられる方が多く、油引きをして茶色く変色した提灯も、「味わいのある提灯」として、お求めになられます。
また、アメリカの方々は逆に新しい商品がよく、オーダーで購入されます。
主に、欧米の方々は「赤い提灯」を見ると中国を連想される方が多く、あまり好まれません。共通して好まれるのは「家紋」が入った提灯です。家紋の種類も、花をモチーフにした家紋の入った提灯が人気です。日本の形式美が認められているようでとてもうれしいです。
アジアの方々は、主に現地で日本食のお店をしておられる方が多く、「やきとり」とか「居酒屋」などの提灯を購入いただくことが多いです。
なかなか、言葉が通じず大変なこともありますが、ご購入に結びつくと、国を越えて「提灯の良さ」が認められるような気がしてとても嬉しい気分になります。