提灯探訪ブログ

提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。

[仕事場だより]2020/06/02

提灯張り その2

4月は新型コロナウィルスの影響で会社の休日が増えました。その時間を使ってブログを書いてほしいとの事で色々考えてみましたが、以前3、4回書いているのでなかなか新しい事が思い浮かびません(^_^;) なので2011年に書いた【提灯張り】を少し引用したいと思います。


『提灯にはそれぞれの形に応じた型という物があり作業というと
(1)型に骨(竹)を巻く
(2)形がくずれない様に糸をかける
(3)和紙を張る
これらを手作業で行います。文章で書くとこれだけの事ですが、これが意外と熟練のいる作業です。』
・・・・熟練について少し考えてみました。
見学に来られる方に時々「一人前になるのには何年かかかりますか?」と聞かれる事があるのですが、実はこの質問は答えが難しいのです。何をもって一人前とするのかが難しいからです。
 以前、TVの撮影で漫才師の方にその質問をされた時に舞い上がってしまい「1、2年」と答えた覚えがあるのですが、撮影が終わった後で、そんなわけがあるかーい、と思い、落ち込んだ記憶があります。
私は20年近く提灯を張っているのですが、一人前とか熟練の定義というのはなかなか難しいところですね????

張り職人N
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