「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
日本の三大祭(大阪/天神祭・東京/神田祭)の一つに挙げられる祇園祭は、毎年7月1日から31日までの1カ月間、京都市内の中心部や八坂神社(東山区)で行われる。鉾9基、山23基それぞれ駒型提灯(連結提灯)で飾られ、氏子の家々には祭提灯が軒先に吊られ多彩な祭事が繰り広げられる。
平安時代前期の869(貞観11)年、京で疫病が流行した際、広大な庭園だった神泉苑(中京区)に、当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神(スサノオノミコトら)を迎えて災厄が取り除かれるよう祈ったことが始まりとされる。応仁の乱で祭りは一時途切れたが、後に町衆の手で再興され、以後諸外国(中国・ベルギーなど)からもたらされたタペストリーなどを各山鉾に飾るようになり豪華さゆえに、[動く美術館]とも呼ばれる。江戸時代にも火災などにも見舞われたが、町衆の力により、祭りの伝統は現在も守り続けられています。
祇園まつりの期間(7/1-7/31)は京都中が、お祭りムード一色になります。
特に宵々山、宵山、(7/15.16)の二日間は山鉾町の駒形提灯や各家庭の軒先にも、様々な提灯が吊られており、祭りの雰囲気をよりいっそう盛り上げています。
山鉾の前に飾られる、「駒形提灯」
名前の由来は諸説あります。中央の提灯の位置を少し上めに取り付け、提灯を飾り付けた全体の形が、「将棋の駒」のような形状に見える・・などです。
実は、山鉾に飾られる提灯は、鉾ごとにこだわりがあり、形や大きさ、デザインも様々です。また、各家庭で飾られる提灯も、町内ごとで全て異なります。
商店街や街中が提灯で飾り付けられています。
寺町商店街 錦小路 四条通アーケード
祇園祭はいろいろな京都の提灯が一度に見ることのできる機会なので、祭りの時に、お越しの際には提灯をチェックしてみてください。また違った楽しみ方ができ、とても興味深いものですよ。
八坂神社
〒605-0073 京都市東山区祇園町北側625番地
京阪 祇園四条駅下車 徒歩5分
宵山 宵々山 7/15.16 四条烏丸付近一帯
山鉾巡行 7/17 四条通→河原町通→御池通
祇園祭は、7月1日の切符入りからはじまり1ヶ月間つづく京都の夏の風物詩です。
とりわけ7月17日には山鉾巡行が行われ、その雅で華麗な装飾が施された山鉾が、立ち並び巡行するさまは、「動く美術館」とも言われています。
また、宵山(7月14日~7月16日)には、各山鉾の提灯に明かりが灯り、祇園囃子が奏でられ、祭気分がいっそう盛り上がります。弊社にてお作りした様々な提灯も、この祭に色どりを添えています。
山鉾巡行(7月17日)
宵山(7月14日~7月16日)
南観音山
船鉾
放下鉾
綾傘鉾
伯牙山
四条傘鉾
保昌山
孟宗山
岩戸山
鈴鹿山
商家の飾り
鉾の装飾