「提灯屋さん」責任編集。大提灯、祭り提灯製造と紹介。
浅草寺雷門
11尺 330×390
現在の雷門は、昭和三十五年に故松下氏が寄進再建されたもので、本来の風雷神紋は、慶応元年に消失して以後一年ぶりに再建されたものです。
今、つるされている雷門大提灯は、平成15年8月に製作し寄進された提灯です。
雷門大提灯は、三社祭の際には神輿が下を通過する為に提灯が持上げられ畳まれます。又、台風や強風時にも破損を防ぐために、三社祭同様に江戸火消しの流れを汲む新門組の手により畳まれます。もともと雷門には大提灯は吊るされておらず、古い写真や絵には出てきません。新しく製作された雷門大提灯は、京都山科工場で生まれますので東京の浅草寺までは、大型専門運送会社に輸送してもらいます。提灯の直径が大きい為、高速道路が使用出来ないのて一般道で夜中走行のみで、京都から東京まで二泊三日の長い旅です。
雷門の文字は、江戸
文字の伝統を守りバランス良く書き入れていきます。
文字の周囲に髭を描き、入念に仕上げていきます。
文字書きのあと、全体を朱で塗りあげていきます。
特に朱は、退色しにくい厳選した上質の絵の具を使用しています。
発色が良く、飾られたときに鮮やかな提灯になります。
江戸時代からの伝統の新門組の手により丁寧に吊り下げられます。
京都から東京浅草寺までの旅の終焉、雷門へ到着です
* 浅草寺への鉄道アクセス
東武伊勢崎線 ・ 浅草駅徒歩5分
東京メトロ銀座線 ・ 浅草駅徒歩5分
つくばエキスプテス ・ 浅草駅徒歩5分
都営地下鉄浅草線 ・ 浅草駅徒歩7分