常設の大提灯

観音正寺の大提灯

高橋提灯謹製

本堂 6尺丸(直径180×230cm)1基
    3尺切長提灯(90×190) 1対
繖山(432.7m)の山頂付近にある寺院で、西国三十二番札所として有名。
大きな御堂で、天井が高かったので専門の業者さん
に足場を組んでもらい。取り付けしました。

繖山山頂には巨石があるので、古代にはこの山に対する原始信仰があったと考えられ、また、寺の創建後には奥院は聖地として崇められました。
盛時には33もの子院を擁して、絶大な勢力を誇ったといわれています。
現在の本堂は、明治15年(1882)に彦根藩の欅御殿を拝領したものです。

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大きな提灯の底には補強の為に、「貝折れ金具」という長方形の折れ金具が付けられることがあります。

観音正寺様の提灯には、唐草模様の装飾が施された、貝折れ金具を使用いたしました。

 

 

 

 

本尊の千手観音像立像は、戦国時代に造られた像高1mのもので、全身に切金分が施されている秘仏です。
国の重要文化財に指定されており、33年に1回開帳されます。
開基については人魚の伝説があり、聖徳太子が人魚に哀願されて建立したといわれています。
また、聖徳太子と人魚の伝説にちなんで、人魚のミイラといわれている珍物も保存されています。

 

繖山山 観音正寺
〒520-1331 滋賀県蒲生郡安土町石寺2番地

名神彦根ICより山上駐車場まで40分